• はやうまれ

預貯金も遺産分割対象に 最高裁が初判断


12月19日付日本経済新聞より

相続の取り分を決める「遺産分割」の対象に預貯金が含まれるかどうかが争われた審判の決定で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は19日、「預貯金は遺産分割の対象となる」との初判断を示した。話し合いや調停では預貯金を含めて分配を決めるのが原則で、実務に沿ってこれまでの判例を見直した。

 過去の判例は、相続人全員の同意がなければ預貯金を遺産分割の対象とできず、不動産や株式といった他の財産とは関係なく、法定相続の割合に応じて相続人に振り分けると考えてきた。最近では2004年の最高裁判決が「預貯金は法定相続分に応じて当然に分割される」としていた。

預金名義人の死亡が確認されると、口座が凍結されますね。

その後、相続人全員(ここが肝心)の遺産分割協議書を提出すると凍結が解除され、預金が引き出せるようになります。

相続人のうち1人でも分割・分割の割合に納得がいかず、話し合いでは協議がつかない場合は家庭裁判所に遺産分割調停を申請し、改めて話し合いをします。それでも納得いかないと家庭裁判所が遺産分割審判をします。

その際に、預貯金は法定相続の割合に応じて振り分けるのが通例でしたが(配偶者2/1、子供4/1、子供4/1など)、今回の判例により今後は生前贈与分・貢献度などを考慮して配分されると考えられます。

家も土地も相続した長男が、預金を次男と半分ずつ・・・では次男は納得しませんね。ようやく判例が時代に追い付いてきたといったところです。

元気なうちに資産を把握し、それをどう相続させるのかを考える時代になっている事を、全ての人が自覚しなければならないのだと改めて考えさせられます。

死んだ後の話なんか縁起でもない・・・

大した資産はないから・・・

うちの子供たちは仲が良いから・・・

それでも、残される家族の為に今考えられる最良の策を講じるのが、多分先に逝くものの務めであろうと我が身に置き換えて思うのです。


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